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東京女子大学

ストーリー

[在学生]

好奇心を起点に広がる学びと挑戦

心理・コミュニケーション学科コミュニケーション専攻 4年<取材時の学年>千葉県・私立市原中央高等学校 出身

やりたいことに何でも挑戦できる
自由な環境に惹かれて

幼い頃から、迷ったら何でも挑戦してみる性格だった。「やらない後悔より、やる後悔」。これが私のモットーだ。

そんな私をよく知る高校の先生から進学先に勧められたのが、東京女子大学だった。

調べてみて、勧められた理由はすぐに分かった。リベラルアーツ教育を行うこの大学でなら、興味のアンテナに触れたものすべてを、思いのままに学ぶことができる。好奇心旺盛な私にぴったりだと感じた。

昔から絵を描いたり作品を作ったりして自分の心を表現することが好きだったことから、心理・コミュニケーション学科を選択。高校時代にコロナ禍を経験し、報道やメディアの在り方が大きく問われる場面に触れる中で、それを学問として深く学べる点にも強く惹かれた。

興味関心を原動力にたどり着いた
ロービジョンをテーマにした研究の道

入学後は、とにかく「やらずに後悔」することだけはないように、気になった授業はとことん履修した。西洋美術、女性学、日本の伝統芸能——数多の知に触れながら、自分が好きなものを「学問」として見つめ直す体験はとても楽しかった。

自専攻では、履修した授業の中でとりわけ心を掴まれた、Webデザインを学ぶゼミに所属。その活動は授業だけに留まらず、先生に勧められた学外のアプリ開発コンテストに参加する機会があった。

コンテストのテーマは、日本の社会課題を解決するアプリを開発すること。そこで私たちのチームは、「日本の一極集中と地方の過疎化」にフォーカスした。実際に提案したのが、日本の観光穴場スポットを集約して見られる地図アプリだ。各地域の住民が付近の穴場スポットを紹介できる仕様にすることで、各地の魅力を全国に発信し、一極集中を地方分散させられるのではないか。そんな考えで提案した結果、なんと最優秀賞を受賞することができた。

この大学には、きっと自分が思う以上に挑戦する機会がたくさんある。もっと広い世界を見てみたい——

その思いに突き動かされた私は、3年次はまた違う分野のゼミへ。そこで出会ったのが、「視覚障害がある人の音楽表現」というテーマだった。

ロービジョンの方は、音楽演奏を楽しむうえで欠かせない「楽譜を見ること」が難しい。しかし、そうした課題を解決するための研究は現状あまり進んでおらず、ロービジョン者は自ら試行錯誤しながら見やすい楽譜サイズを調整している現状を知った。

自分が幼い頃から当たり前に親しんできた音楽を、より快適に楽しめる人が増えてほしい。そうした願いから、ロービジョンの方にとって最適な楽譜のサイズを調べる研究に着手。その成果は国際学会で発表する機会をいただいた。そこでBest Poster賞を受賞した時のことは、自分の関心が社会とつながった瞬間として深く心に刻まれている。

自分の可能性に気付かせてくれたアプリ開発コンテストと、国際学会で評価されたロービジョン研究。昔の私は、アプリは提供されたものをただ使うだけだったし、視覚障害の方を見かけても支援する発想はなかった。これらの経験を経た今、主体的に社会課題に向き合える力を得られたことは、大きな成長だったと思う。

4年間の挑戦を力に
これからは自らの手で社会を支えたい

卒業後のキャリアには、サービスエンジニアを選んだ。きっかけは、アプリ開発コンテストを通じて、ITで自ら社会インフラを支えられることに魅力を感じたことだ。

入学した頃は、まさか自分が国際学会で発表をしたり、IT企業でエンジニアとして働く道を選んだりしているなんて、想像もしていなかった。

「自分でもできる」という根拠のない自信を胸に行動し続けてきた、東京女子大学での日々。思い返せば、その背景にはさまざまな後押しがあったと思う。1年次から続くゼミの存在、先生方が常に寄り添ってくれる安心感。1つのキャンパスの中で、他専攻の学生と自由に意見を交わせる授業。そして、とことん真面目に、私の疑問を一緒に解決しようと向き合い続けてくれた友人たち。こうした環境こそが、東京女子大学の何よりの魅力だと言える。

「挑戦」を大切に学び続けた先に、視野や可能性がさらに広がって、より自分らしい未来に出会うことができた。ここで4年間を過ごした今、ありったけの好奇心を引き出してくれた学びと挑戦の機会に、心から感謝している。