2024年度より、異なる専門分野の教員2名が一つの科目を担当する「知のかけはし科目」がスタートします。人文学、社会科学分野を中心とした「人文社会横断型」26科目、自然科学、数学、情報理学分野の教員を含むペアで担当する「自然科学包含型」9科目の全35科目を開設し、分野横断的な学びを提供します。
「知のかけはし科目」の特色
1.異なる専門分野の教員2名が一つの科目を担当します
全35科目計70名の教員が関心のあるテーマをもとにペアになり、授業を行います。
2.毎回の授業に担当教員2名が出席し、教員間で対話しながら共通テーマについて授業をおこないます
例えば、一方の教員が講義を行い、もう一方の教員を中心に質疑応答を行う。これを交互に行うなど、担当教員2名の構想した方法で対話を取り入れながら授業を行います。
3.授業内では教員間だけでなく、教員・学生間、学生間での対話、アクティブラーニングの手法を取り入れながら学びます
対話やアクティブラーニング、ICTの取り入れ方は担当教員により異なります。授業により学生アシスタントが授業内のサポートを行う予定です。
4.4年間を通して学びます
「自然科学包含型」1科目2単位を含む4科目8単位必修を条件としており、そのうち1科目は3年次以上で履修することとなっています。専門分野の学びを客観的に見直したり、別の学問分野のアプローチを参照する機会とすることも期待しています。
「知のかけはし科目」の教育目的
知のかけはし科目は、各分野の基礎的な知識を学ぶことを一番の目的にはしていません。異なる観点や背景を共有し、対話を通して理解するプロセスを経験し、新たな知見に開かれた態度を身につけます。また、学生一人ひとりが大学で学ぶ楽しさに気づき、幅広い識見や学び続ける姿勢を身につけるきっかけを見つけることを企図しています。これを本学でリベラル・アーツ教育を学ぶための礎と位置づけ、一年次から履修を開始します。
教育目標
- 自分の常識や専門を共有しない他者と対話し相互理解を深める能力を身につける。
- 学問領域の違いを越えた対話や議論、文理双方の学びを交差的に経験することにより、新しい知見に開かれた態度を身につける。
- 教員とともにオープンな態度で学び続ける知の共同体に参加することによって、卒業後も持続する学びへと導かれ、イノベーティヴに社会を再構築する力を習得する。
2024年度から、「人文社会横断型」「自然科学包含型」全35科目を順次開講開始
キーワードと科目担当者の専門分野は以下のとおりです(2024年1月11日現在)。