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東京女子大学

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[レポート]

東女数理 夏の学校2024(NTTデータグループとの連携企画)レポート

Tue.

2024年7月2日(火)に締結されました株式会社NTTデータグループと本学との連携協定に基づき、その第1弾企画として、2024年8月4日(日)午後に数理科学科オリジナル企画「東女数理 夏の学校2024」が開催されました。
最近、いろいろなところで話題に上ることの多いAI。身近なところでも多く利用されており、その発展のスピードは私たちの想像をはるかに超えるものとなっています。

第1部では、「AIって何をしているのだろう? ?数理的視点から?」というタイトルで、春名太一氏(本学数理科学科・教授)が講演を行いました。AIは、入力された情報から、結果を出力する「広い意味での関数」と解釈することができます。パーセプトロンとレザバー計算機という二つのAIにおける最適化について、舞台裏で利用されている理論を学ぶとともに、実際に手計算を通じて参加者に体験してもらいました。

第2部では、NTTデータグループの担当者(松下正樹氏、加賀谷豊明氏、浜口まどか氏)による「AIアバターを用いたデジタル企画」が行われました。デジタルヒューマンとは、3Dモデルで作られたアバターとAI対話機能を持ち、人間を模して対話応答などが可能な技術です。デジタルヒューマン技術の概要、アバター制作の実演と解説を経て、デジタルヒューマンとの会話を参加者にも体験してもらいました。教室にいた参加者たちも、その会話のやり取りを楽しんでいました。

今回の企画では、AIに関する概要と理論的な背景、そしてAIアバターとの対話などを実際に体験することによって、私たちの日常生活の一部となっているAIを、より一層身近に感じ、最新技術の一端を垣間見ることができた、非常に貴重な機会となりました。