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東京女子大学

ストーリー

[在学生]

アフリカに魅せられ国の支援制度で留学。様々な出会いが成長につながりました

人間科学科 言語科学専攻4年次<取材時の学年> 宮崎県立宮崎大宮高等学校出身

日本の代表としてアフリカの今を体験。
世界の中心となる未来に貢献します。

アフリカは、距離的にも心理的にも遠い大陸だと感じる人は多いと思います。未知なるものへの好奇心が強い私にとってそれこそが魅力となり、強い憧れを抱いていました。1年次から日本ルワンダ学生会議に参加し、その後、東京女子大学で第1号の合格者として、文部科学省の「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の奨学金支援を受け、3年次をケニアとルワンダで過ごしました。ケニアでは国際協力機構(JICA)のプロジェクトでeラーニングのコンテンツ作成に協力したほか、大学生への日本語講師も務めました。現地で日本語弁論大会に向け熱心にサポートをした学生が見事優勝したときの感激は忘れられません。学生たちとは親しい友人関係も築けました。ルワンダではマカデミアナッツを扱う日系企業でインターンシップを経験し、公正な価格表を作成して農家と買い取り交渉をするなど責任ある仕事を任されました。アフリカでの濃密な日々は私の視野を大きく広げるとともに、起業に挑戦するなど帰国後の新たな活動の原動力になっています。卒業論文では、日本語教育学会の助成金を得てバングラディシュで実施した調査を元に研究成果を発表します。行動しなければ何も始まりません。まず行動すること、「フットファースト」が私の信条です。とはいえ、数々の冒険も、大学での豊かな学びと迷ったときに適切な助言をくれた仲間や先生との日々があったからだと感謝しています。

東京女子大学での4年間

1年次

英語のスキル強化に力を入れ、ライティングの授業でエッセイを執筆。英語史や英語音声学など多面的に学ぶことができました。ベトナムでのインターンシップも経験しました。

2年次

日本語教員養成課程が始まり、課題に追われる日々。日本ルワンダ学生会議では最年少で日本代表のメンバーになり、ルワンダ代表とも協力して会議を成功へと導きました。

3年次

アフリカに1年近く留学。滞在中にスワヒリ語やキニヤルワンダ語を勉強しました。多言語に触れたことから、帰国後は言語構造や言語に関する授業がさらに面白くなりました。

4年次

日本語教員養成課程で教育実習を経験し、コミュニケーションの大切さを実感。卒業論文は外国人IT技術者に対する日本語教育をテーマに、日本語教育学会の助成金に採用され、バングラディシュで調査をして執筆しました。

Another Face

一生つながっていたい恩師や仲間との出会い。 東京女子大は魅力的な人の宝庫です。

4年間で成長したのは、知的好奇心の赴くままチャレンジする行動力と、国籍や年齢に関係なくよりよい関係を築くことのできるコミュニケーション力です。何事も「ハクナマタタ(スワヒリ語で『どうにかなるさ』の意)」の精神で向きあってきましたが、そんな私を支えてくれたのが東京女子大学の先生や友人たちです。ゼミの先生は人脈も知識量も豊富で、私たち学生の意見を尊重しつつ適確なアドバイスをくださいます。冷静で真面目な友人たちは自分のライフプランをしっかりと築いていて、私もその影響から将来のキャリア形成を真剣に考えました。生涯つながっていたい先生や友人たちと出会えたことは、かけがえのない私の財産です。

My recommendation

東京女子大学にはさまざまな授業がありますが、私のゼミは少人数、かつグループワークが多かったため、言語を軸に社会を見ることで見えてくる日本社会の問題に関して、活発な意見交換ができました。特に印象に残っているのは、西荻窪の地域の方に向けて、多文化共生に関する普段の学びを発表する形でのワークショップを実施したことです。自分たちの知ることを人に伝える難しさを学びました。