「そもそもメディアとは何?」と興味を持ち始めたことがきっかけで本専攻を選びました。特に印象に残っているのは、「メディア社会論」の授業で受けた「メディアのジェンダー表象」という回。受講前はジェンダーや性的マイノリティについてほとんど関心がありませんでしたが、普段何気なく目にしているものにも偏りがあることを知り、メディアを多角的な視点で見る大切さを学びました。これまで違和感を抱かなかったことに疑問や問題点を見出すことが、いまの私の学びのモチベーションです。現在はメディアと人々の性的マイノリティに対する態度に関する研究をしています。メディアが性的マイノリティについて取り上げることが人々の言動や姿勢にどう影響しているか。Web調査を行い、分析・検証しています。また本専攻では統計も必修。数学的イメージが強く苦手意識を持たれがちですが、データサイエンスは自分の主張に客観性を持たせるために重要です。「文理融合」は本専攻の魅力のひとつだと感じます。今後は大学院に進学し、統計やデータサイエンスの学びを生かして研究を深めていきたいです。
身近なものだからこそ感じるメディアへの疑問。多角的な視点で見る大切さを学びました
心理・コミュニケーション学科コミュニケーション専攻4年<取材時の学年>東京都・私立八雲学園高等学校出身