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東京女子大学

ストーリー

[在学生]

日々の学びの中で異文化の視点を得られたから、新たなステップに進めた

国際社会学科国際関係専攻1年<取材時の学年>韓国・私立白松高等学校 出身(写真左)/国際社会学科国際関係専攻1年<取材時の学年>三重県・私立四日市メリノール学院高等学校 出身(写真右)

多文化理解の心をもった
世界をつなぐ客室乗務員を目指して

国際社会学科国際関係専攻1年<取材時の学年>韓国・私立白松高等学校 出身
「私も必ず東京女子大学に入りたい」。そう考えたのは、姉の姿を見てきたから。元々消極的だった姉は、東京女子大学に入学してから積極的になり、表情も輝き始めた。自分も変われるんじゃないか。その思いを胸に、門をくぐった。

韓国人の父と日本人の母の間に生まれた私は、幼い頃から国ごとの文化の違いを肌で感じてきた。でも、韓国で18年間過ごしてきたことで「韓国人」としての視点が身についていた。複数の視点から異文化を理解する力を得たい。それが国際関係専攻に進んだ理由だ。入学してまだ1年だ。でも、すでに自分にとって良い影響があった。特に、国際関係論を学んだときには、各国の社会状況や国同士のつながりを踏まえて分析。「第三者」として世界を見つめる姿勢が身についたと思う。

将来は、客室乗務員になりたいと思っている。日本に住む祖父母と会わせてくれる飛行機は、私にとって単なる移動手段ではなく、人と人をつなげてくれるものだった。だから私も、多くの人をつなぐ存在を目指したい。まずは、韓国人、そして留学生としての視点をみんなと共有することから始めていきたい。

新しい学びに触れる歓びが
留学を決める後押しになった

国際社会学科国際関係専攻1年<取材時の学年>三重県・私立四日市メリノール学院高等学校 出身
日韓関係に興味を持ったのは、K-POPがきっかけ。音楽という側面では国を越えて理解し合えているのに、政治では対立関係にあるのはなぜだろう。その疑問を解き明かしたくて、国際関係専攻に進学を決めた。

入学してすぐに履修した「政治とジェンダー」の講義。フェミニズム運動から生まれた政策など、性という個人の問題と政治のつながりを知り、政治を一気に身近に感じるようになった。「政治学」の講義では、同じクラスの韓国人留学生から、韓国では市民、特に若者が積極的に政治に参加することを教えてもらった。日本と韓国は近い位置に存在しているのに、たくさんの違いが生まれるのは不思議だ。新しい世界を知る歓びが、そこにはあった。

もっと韓国のことを知りたい。そう思い、2年次から半年間、韓国へ留学することを決めた。韓国語は流ちょうとは言えないけれど、やらないで後悔するより、やって後悔する方が良い。高校生の頃の自分が見たらびっくりするくらい、今の自分は学ぶことに積極的になれていると思う。たった1年で訪れた自分の変化に驚きつつも、異国で学ぶ日々を楽しみに待っている。