学生が先生役を務めるゼミで物事を的確に伝える力が身につきました

数学専攻は、情報理学専攻と同じ授業を履修できるので情報分野についても学べるのが特徴です。2年次までは、さまざまな分野の数学を学習し、興味の幅を広げた上で、3年次から分野別に、より深い学びへと特化していきます。1ゼミ6人ほどの少人数で研究を進める「3年次演習」では整数論を選択。学生が先生となり、定理の説明から証明までを行う授業形式です。教科書をそのまま板書するのではなく、他のゼミ生に分かりやすく伝えるための方法を試行錯誤。事前の自主学習として、与えられている定理についてひとつずつ証明を書き、定理の意味をかみ砕いて理解できるよう努めたことで、単に数学を学ぶだけでなく、的確に物事を伝える力が身につきました。また、高校で習った定義の証明を行った際は、どの理屈でこの定理が言えるのかをスムーズに理解することができ、これまでの学習が大学で学ぶ数学につながっていると実感。数学専攻は少人数で、遊びも学びも共に楽しめる友人にも出会えました。これから今まで以上に整数論を好きになり、より数学の楽しさに気づけるように、研究を充実させていきたいと考えています。