新年のご挨拶

あけましておめでとうございます。
みなさまの上に新しい年の祝福をお祈り申し上げます。

2024年は、東京女子大学が大きく変わる年となります。本学は、初代学長新渡戸稲造の「知識より見識、学問より人格、人材より人物」という言葉に象徴されるごとく、全人的なリベラルアーツ教育を行う大学として百年余りを経てまいりました。

日本の高等教育も、世界の政治経済状況も、大きな質的変化の時代を迎えています。既存の職業の多くが消滅すると言われる今日、まだ存在しない職業やキャリアにも対応できる人間の基礎的な能力を養うものとして、リベラルアーツ教育への期待は日増しに高まっています。

2024年度には教学改革の第一段階として、全学共通カリキュラムを大胆に変革します。異なる専門分野の教員2名で担当する「知のかけはし科目」や、実習を交え実践的に学ぶことのできる「AI・データサイエンス科目」など、学生が刺激と魅力を感ずるような新しい授業を始めます。また、本学AI・データサイエンス教育研究センターでは、早稲田大学データ科学センターとの箇所間協定を締結し、オンデマンドでの教育プログラムも展開する予定です。

進化する東京女子大学の姿をどうぞご期待ください。

2024年1月1日
東京女子大学
学長 森本あんり