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[レポート]

マウント・ホリヨーク・カレッジの新学長就任式に列席して|学長報告

Tue.

9月21日に、津田塾大学、日本女子大学の学長とご一緒に米国最古の女子大学として知られるマウント・ホリヨーク・カレッジの新学長就任式に出席してまいりました。本学と同カレッジは、20年近くにわたりほぼ毎年インターンシップ学生を受け入れ、本学の授業補助や英語教育を支援してもらうなど、長い交流の歴史があります。

新学長は学問と行政に飛び抜けた実績をもつ女性で、同カレッジ初の黒人学長です。歴史と伝統を重んじつつも、時代の要請に応えて教育や研究、学生の受入れなどで先進的な取り組みを続ける同大学の姿に、進化する女子大学の力強い希望を見ることができました。

写真左から、東京女子大学 森本あんり学長、マウント・ホリヨーク・カレッジ Danielle R. Holley 学長、日本女子大学 篠原聡子学長、津田塾大学 髙橋裕子学長

顧みれば、日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中125位です。東京女子大学は、創立当初から良妻賢母教育や実学志向とは一線を画したリベラルアーツ・カレッジとして発足いたしました。女性の自己確立を掲げ、今日まで国内外で活躍する卒業生を数多く送り出して高い評価を得てまいりました。
2024年と2025年には、その教育をさらに進化させるべく全学的な改革が行われます。多様性を尊重する国際社会で国境や文化にとらわれないグローバルリーダーを育成する国際社会学科、企業・行政・地域社会において切に求められる女性管理職候補の育成を目指す経済経営学科を新設します。日本の男女格差を縮め、女性が生涯学び続け活躍できる社会を目指して、リベラルアーツを基盤とした21世紀の教育を自信をもって推進してゆく決意を新たにいたしました。

学長 森本 あんり