キャンパス紹介
学生と教員とが活発に交流し、共に学びを深められるよう設計されたキャンパスは、アカデミックでのびのびとした空気に包まれています。創立期から時を刻み続ける歴史的建造物を大切に守りながら、最先端の設備も積極的に導入して最良の教育環境を整えています。
キャンパスマップ
歴史的建造物
キャンパスの歴史的建造物群は、建築家アントニン・レーモンド(1888-1976)の設計によるものです。いずれもレーモンドの戦前の作品として知られる貴重な建築で、全7棟が文化庁登録有形文化財に登録されています。
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A.
本館
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正門をくぐるとまず目に入るのが本館。緑の芝生に映える白亜の本館は、美しいキャンパスのシンボルです。“QUAECUNQUE SUNT VERA”(すべて真実なこと)※の標語が白亜の壁に刻まれています。
長く図書館として利用されてきました。現在は、創立90周年を機に開設された新渡戸記念室があります。正面入口前の2本の木は12月にはクリスマスツリーとなります。建築年:
1931(昭和6)年
平成4年度BELCA賞(ロングライフ・ビルディング部門)受賞
平成10年度文化庁登録有形文化財登録
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Z.
チャペル・講堂
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ステンドグラスが美しいチャペルでは、毎朝礼拝を行っています。また、パイプオルガンによるチャペルコンサートを開催し、学外の人々からも親しまれています。
講堂では、入学式、卒業式、講演会などが行われ、秋には大学祭(VERA祭)の会場にもなります。建築年:
1938(昭和13)年
平成4年度BELCA賞(ロングライフ・ビルディング部門)受賞
平成10年度文化庁登録有形文化財登録
→チャペル内のパイプオルガンについて
- B. 7号館(西校舎)
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創立初期の建造物のひとつで、現在も教室棟として使用されています。
建築年:
1924(大正13)年
平成4年度BELCA賞(ロングライフ・ビルディング部門)受賞
平成10年度文化庁登録有形文化財登録
- Y. 6号館(東校舎)
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創立初期の建造物のひとつで、VERA広場をはさみ7号館と対になった建物です。現在は、主に教室として使用しています。
建築年:
1927(昭和2)年
平成4年度BELCA賞(ロングライフ・ビルディング部門)受賞
平成10年度文化庁登録有形文化財登録
- V. ライシャワー館(17号館)
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創立当時から長く常務理事を務めたA.K.ライシャワー博士一家が暮らした建物です。欧米風の外観や格調高い家具調度品、周囲の環境が、学内の賑わいとは別世界の落ち着いた佇まいを見せています。
建物の1階は、2003年より国際交流センターにより外国人留学生の交流の場として活用されています。建築年:
1927(昭和2)年
平成10年度文化庁登録有形文化財登録
- U. 外国人教師館(16号館)
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創立初期の建造物のひとつで、本学に派遣された外国人の教師たちがここで生活しました。現在は、1階に女性学研究所があります。
建築年:
1924(大正13)年
平成10年度文化庁登録有形文化財登録
- T. 安井記念館(14号館/キリスト教センター)
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第2代学長安井てつの住居として使用していました。現在は本学のキリスト教活動・行事の拠点であるキリスト教センターとして使用されています。
建築年:
1925(大正14)年
平成10年度文化庁登録有形文化財登録
オープンスペース
自然が豊かで四季折々の表情を楽しめるのも、キャンパスの大きな魅力です。
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VERA広場
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正門を入ると目の前に広がる芝生の広場です。小さな池には6月になると睡蓮の花が咲き、池がピンクに染まる光景はとてもきれいです。12 月には本館前にクリスマスツリーが灯ります。
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croSS広場
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学生、教職員の安全と憩いの場所として、図書館、学生ホール、体育館棟などに囲まれた緑豊かなオープンスペースがあります。2012年度に名称を募集し、「croSS広場」と名付けられました。
扇型に広がるスロープは全面芝生で覆われ、南側には、木製ベンチとさまざまな樹木を配置しています。一方、大きなカーブを描いたコンクリート造りのベンチに沿って桜の木が並んでおり、優しい木陰を作っています。竣工年:
2009(平成21)年
学習環境
少人数向けの演習室から、約500人収容の大教室、最先端の設備を持つ様々な教室のほか、学びや学生生活に必要な環境を備えています。
- E. 2号館
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学務課、学生生活課、キャリア・センター、国際交流センターなどがあります。
- O. 11号館
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休み時間や放課後に気軽に利用できるホールです。購買センターとカフェテリアが学生生活を支えています。
- G. 24号館(教室棟)
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情報処理教室や、約500人収容できるマルチメディア対応の大教室があります。1階のガラス張りのラウンジは多目的に使用されています。
- K. 図書館
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蔵書は約58万冊。グループ閲覧室や、プレゼンテーションルーム、メディアスペース、個人ブースなどを備え、学修の拠点として活用されています。 建築年:1996(平成8)年
- R. 25号館
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大小2つのアリーナと冷暖房完備のトレーニングルームがあります。授業やサークル活動で汗を流す元気な学生たちで一日中賑わっています。2階の牟礼記念ホールは、かつて三鷹市牟礼にあったキャンパスのチャペルを再現した空間です。
- S. 23号館(教室・研究室棟)
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約300人収容の大教室のほか、研究室、専攻のオフィスや、院生室を設置しています。テラスからは学内の緑を望めます。1階ロビーは授業の合間に友だちと話したり、くつろいだりできる場所です。
- W. 22号館(部室棟)
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学生の自治会である学友会が公認しているサークルには、学友会から部室が割り当てられます。
- F. 3号館(教室棟)
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席数15人~40人の演習室を備えています。
- J. 9号館(教室棟)
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最先端の設備を備えたマルチメディア&ネットワークラボや授業以外にも利用できる情報処理教室、英語センターなどがあります。
- H. 4号館(研究室棟)
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研究室・専攻のオフィスや、Windowsパソコンを備えた端末室があります。生涯にわたるキャリア構築を支援するエンパワーメント・センターも設置しています。
- I. 8号館(研究室棟)
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研究室・専攻のオフィスがあります。8201室は英語センターの活動の場となっています。行動的な真の国際人の育成と自己発信の英語力を培う取り組みを行っています。
- N. グラウンド
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天然芝が美しいグラウンドは、女性のウェルネス領域の授業や、ラクロスなどのサークル活動に利用されるとともに憩いの場でもあります。
その他の建造物
- 正門
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レーモンドが設計した1926年当時のオリジナル門扉を復興し、他のレーモンド建築群との調和をはかりました。門の位置を従来よりも奥に移すことにより、出入りの際の学生の安全を確保しています。
建築年:
2007(平成19)年
- C. 1号館
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主に事務棟として使用されています。
建築年:
1968年(昭和43)年
- 集中管理センター
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警備室と設備管理室を備え、最新のセキュリティシステムでキャンパス内の設備と安全の管理を担っています。ガラス貼りの廊下には、夜になるとあたたかい照明が灯り、キャンパスに安心感をもたらしています。
建築年:
2007(平成19)年
概要
- 所在地
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〒167-8585 東京都杉並区善福寺2-6-1
- アクセス
- 敷地面積(校地)
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94,914.00㎡
- 建物面積
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校舎:38,643.21㎡ / 講堂:1,336.09㎡ / 図書館:5,762.86㎡ / 体育館:2,731.86㎡ / 学寮:6,721.32㎡ / その他:2,660.06㎡(2024年3月31日現在)
- 耐震化率※
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98.7%(2024年4月1日現在)
- 今後の耐震化完了計画
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東日本大震災の前から直後にかけて、順次耐震化工事を計画的に進めてきました。残りの部分(建物1棟)については、今後10年以内に建て替えを予定しています。