教育課程の特色
基礎科目
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「文献・資料研究」
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歴史的資料を読解するための語学的トレーニングを含む科目です。学部課程で選択した研究テーマとは異なるテーマでの研究を希望する入学者や、社会人として研究の現場から離れていた入学者への導入科目でもあります。
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「日本史研究法」「世界史研究法」
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高等学校までの歴史教育、あるいは一般書のなかに見られる歴史像や歴史理解と、学問的歴史学の最新の成果を対比させて、その違いと共にそれぞれが持っている意義や意味を勘考する科目です。これは、将来的に教職や専門職に就いて「研究」と「教養」との間を架橋する役割を担う人材の養成を念頭において設定されています。
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専門科目
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「歴史文化演習」
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特定の地域や時代に焦点を当てて実証的な分析を行う科目であり、「日本」「東アジア」「ヨーロッパ」という緩やかな地域的区分けを採用しています。これは、多様な場で社会活動や国際交流に関わっていく教養人を養成するという観点から、「自国」、「自国と近隣の諸国・諸地域」、「より遠隔な地域」という相互連関のなかで、 歴史と文化を見る眼を養うことが大切と考えるからです。
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カリキュラム
専任教員
修士論文タイトル
2023年度
- 第二次世界大戦末期のドイツにおける民族共同体とその変容-ザクセン地域の事例をとおして-
2022年度
- 古代ローマのOtium
- ナチズムとジードルング-レーゲンスブルクの事例における空間と生活の理想-
2021年度
- 西ドイツにおける「68年」と女性-「アルタナティーフ」な「自己」の模索-
- ドイツ新右翼の史的検討-1970-80年代の西ドイツにおける雑誌『我ら自身 wir selbst』の分析を中心に-
2020年度
- 18世紀イギリスにおけるカントリーハウス訪問-出版物から読み解くカントリーハウスの社会的意義-
- ヴァイマル期ドイツにおける第一次世界大戦の戦死者記念-エルンスト・バルラッハ「マクデブルク栄誉の碑」を中心に-
2019年度
- ナチズム・民俗学・キリスト教と収穫感謝祭—宗教民俗学者ゲオルク・シュライバーの収穫感謝祭構想から見る「抵抗」の論理—
2018年度
- 18世紀イギリスにおける都市の改良と認識—リヴァプールの事例を中心に—
- 古典期アテナイの立法制度