湯浅成大(東京女子大学教授)「丸山先生の英文翻訳にあたって」
当初私の研究テーマは、「丸山眞男のアメリカ観」と設定されていたが、現在は「丸山先生の英文原稿の翻訳作業」というように変更されている。
本研究会では、丸山先生の英文原稿翻訳の一般的問題点を報告し、かつ”Recent Trends of Japanese Intellectuals”の一部分の翻訳を試み、それを発表して参加の先生方の批評を仰ぐことにした。一般的な問題点については、英文に関しては非常に几帳面な英文で難解なものではなく、手書きの字も日本語よりは読みやすいので、その原稿そのものに関しては問題ないが、適切な訳語の選択、それから原稿が書かれた(あるいは、多くは講演原稿であるためその講演会が開催された)背景や時代状況については、私の知識が不十分であるため、専門の方の助言を仰ぎたいとお願いした。英文原稿の試訳については、訳文を添えて検討していただいたが、訳語の問題など適切なアドヴァイスを受けることができ有益であった。
研究会の後半で、プロジェクトとして、どの原稿を正式に翻訳するかということを協議し、丸山先生がイギリスで行った”Marxism in pre-war and post-war Japan”を対象とすることに、後日決まった。
本研究会では、丸山先生の英文原稿翻訳の一般的問題点を報告し、かつ”Recent Trends of Japanese Intellectuals”の一部分の翻訳を試み、それを発表して参加の先生方の批評を仰ぐことにした。一般的な問題点については、英文に関しては非常に几帳面な英文で難解なものではなく、手書きの字も日本語よりは読みやすいので、その原稿そのものに関しては問題ないが、適切な訳語の選択、それから原稿が書かれた(あるいは、多くは講演原稿であるためその講演会が開催された)背景や時代状況については、私の知識が不十分であるため、専門の方の助言を仰ぎたいとお願いした。英文原稿の試訳については、訳文を添えて検討していただいたが、訳語の問題など適切なアドヴァイスを受けることができ有益であった。
研究会の後半で、プロジェクトとして、どの原稿を正式に翻訳するかということを協議し、丸山先生がイギリスで行った”Marxism in pre-war and post-war Japan”を対象とすることに、後日決まった。