国際社会学科
グローバルとローカルの双方の視点から、現代の問題を 客観的に分析し、解決していく能力が身につきます
国内外にあふれている社会問題、経済問題、国際問題について、冷静な視点で客観的に取り組み、よりよい社会を実現するための方法を考えることがいま求められています。現代社会におけるさまざまな問題は、世論や常識、思い込みだけで判断を下すと本質を見誤ってしまいます。このため、多様な視点から総合的に問題を分析する力が必要になります。国際社会学科の各専攻は、それぞれの切り口で現代社会の諸相を分析していきます。専攻の枠を超えて横断的に履修し、異なる視点を得ることで、グローバルからローカルまであらゆる問題に対処できる能力の達成が実現されることになります。
専攻一覧
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          - 国際関係専攻
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              大きく広がる世界を舞台に、ダイナミックで複眼的な教育・研究を行います - 学べること
- 国際関係論 / 国際政治経済学 / 国際法 / 文化人類学 / ジェンダー・女性史 / 近現代日本研究 / アメリカ研究 / 中国研究 / 韓国・朝鮮研究 / 東南アジア研究
 
 
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          - 経済学専攻
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              グローバルとローカルの両視点から現代経済社会が抱える多様な課題と向き合います - 学べること
- SDGs / 経済開発 / 経済政策 / 経営戦略 / イノベーション / 環境問題 / 雇用システム / 労働問題 / グローバル経済 / 女性と経済社会 / データサイエンス
 
 
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          - 社会学専攻
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              社会学という「鍵」を手に入れ、人々を隔てる「扉」を開くことで、世界が広がり未来が色づいていく - 学べること
- 家族・つながり・親密性 / 地域・都市・ライフスタイル / 産業構造・企業・組織・働き方 / 福祉・ケア・ライフコース / 文化・趣味・サブカルチャー / グローバル化・個人化・社会的排除 / 社会調査法 / 社会統計学
 
 
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          - コミュニティ構想専攻
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              まちづくり、環境、観光、ジェンダーの実践を通じて、コミュニティを構想するためのツールとしての社会科学を体得します - 学べること
- 地域振興 / 観光振興 / まちづくり / コミュニティとジェンダー / 持続可能性・SDGs / フィールドワーク / 合意形成・意思決定 / 政策提言 / 地域資源 / 環境情報 / 地理情報
 
 
学科主任からのメッセージ
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                国際社会学科で学ぶとは? 
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                グローバルな視点とローカルな視点の双方で複合的に考える姿勢を大切にしています。どんなに大きな問題にも、個人の意識や行為が織りなすミクロな支えがあり、逆にどんなに身近な出来事も、社会的な背景がわからなければ理解できません。人びとが生きる世界のリアリティを察知する鋭い問題意識とともに、さまざまな事態を客観的かつ冷静に分析できる思考力を身につけることを目的としています。 
 その目的のために国際社会学科は国際関係、経済学、社会学、コミュニティ構想という4つの専攻から複雑な現代社会の問題にアプローチします。しかし各専攻の目的は一緒ですから、国際社会学科では相互に専攻の枠を超えて学ぶことができるようになっています。そうすることで社会科学を中心とした方法論を複合的に用いて、人間社会のあり方を探求していくことが可能になります。
 
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                国際社会学科が向いている人とは? 
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                グローバルな問題からローカルな問題まで、現代社会の多様な社会問題について、その解決を目指したい、よりよい社会の実現を目指したいという熱意を持ち、そうした多様な問題に対してその場の一時的な感情だけで処理するのではなく、沈着冷静にかつ客観的に問題を分析し、解決策を提案できる人材になりたい人が向いています。 
 熱い問題意識はもっているけれどもそれらの問題にどのようにアプローチしていいかまだ漠然としている人も、国際社会学科の4専攻では横断的に学ぶことが出来るので、その中で自分に合った方法論を見つけることができることでしょう。
 
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カリキュラム
国際社会学科の理念・目的
国際社会学科は、国際関係、経済学、社会学、コミュニティ構想の分野を横断的に学ぶことを通して、現代社会を世界的な視野でとらえ、豊かな教養と専門性を備えた地球市民として、地域社会や国際社会で活躍できる人物の育成を目的とします。
国際社会学科のカリキュラムの特色
国際社会学科では、国際関係、経済学、社会学、コミュニティ構想といった諸分野を横断的に学びます。まず、社会科学の基礎を理解させるため、「入門」を置くとともに、各専攻の学問領域の基礎的科目として「基礎講義」を配置しています。これらの科目は主に1、2年次で履修します。さらに、グローバル化する社会について理解を深め、本格的な専門知識の習得を図るため「応用講義」を置いています。両講義部門とも、専攻間の壁をできるだけ低くし、専攻を超えて社会科学及びその隣接専門分野を多様に学ぶことが可能です。また、少人数でのクラス編成で学生自らが主体的に調査をし、発表し議論し合いながら、異なる複数の方法論が必要なことを理解するための「基礎演習」、自分の専門とする学問分野の研究を深め、より高度な知識を蓄積していくための「発展演習」も置いています。以上のように「入門」、「基礎講義」、「基礎演習」から「応用講義」、「発展演習」へと科目群を系統的に配置し、それらの科目を履修することによって、社会科学の研究手法を身につけ、卒業論文の執筆に備えます。卒業論文は、全員が執筆します。テーマを選び、文献を読み、場合によっては実地調査をしながら仕上げていきます。卒業論文は、大学での勉強の最終成果であり、4年間にどれだけ視野を広げ知識を培ってきたか、そのすべてが問われます。いざという時になってあわてないよう日頃から積極的かつ主体的な態度で学習に取り組んでいくことを期待しています。
 
国際社会学科では、国際関係、経済学、社会学、コミュニティ構想の各分野の基礎を学び、それらの知を有機的に結合させることを目的として専攻共通の必修授業を置いています。
国際社会学科の必修科目
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                      1年次必修科目 国際社会論 
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                      グローバル化する世界の諸問題を考察することを通じ、国際社会学科で学ぶ基礎作りを行います。さまざまな知を駆使して学際的に学ぶことの重要性と、専攻を持ち、学問分野別に学ぶことの重要性を確認しながら、国際社会研究のための基本的視点を獲得します。 
 
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                      1年次必修科目 国際社会基礎演習 
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                      4専攻の学生による少人数の混成クラスを編成し、ゼミ形式で授業を行います。社会学、経済学、国際関係論、文化人類学、現代史など各学問分野の知識を用いることの重要性と、各分野の知識を学際的に駆使することの重要性を、報告や討論などを通じて確認し合います。 
 
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学科データ
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              2024年度の入学定員 
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              284 名
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              クラス平均人数※1 (4年次必修演習クラス) 
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              国際関係専攻 10.1 名経済学専攻 9.6 名社会学専攻 14.0 名コミュニティ構想専攻 12.6 名
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              就職率※2 
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              98.3 %
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              進学者数 
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              4 名
専攻別進路決定状況(2023年3月卒業生)
- 就職率=就職者数/就職希望者数(%)
国際社会学科の先輩の声
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          複眼的に現代の社会問題を捉えサステナブルな社会づくりに貢献したい 国際社会学科国際関係専攻3年<取材時の学年>千葉県立佐倉高等学校 出身 
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          幅広く学び、実践を通し深く探求する。すべてをかなえてくれた大学での学び 国際社会学科コミュニティ構想専攻4年<取材時の学年>千葉県立船橋東高等学校出身 出身 
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          大学で得た語学力や新たな知識を得る習慣を糧に世界経済の発展に貢献する 2022年 国際社会学科 国際関係専攻卒業(当時)卒業 丸紅株式会社 
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          権利を擁護し社会正義を実現する法のスペシャリストとして 2012年 文理学部 社会学科(経済学・国際関係論コース)(当時)卒業 渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 弁護士 
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          「知のかけはし入学試験」のおかげで自分に自信が持てました 国際社会学科 コミュニティ構想専攻 1年次<取材時の学年> 大分県立大分舞鶴高校 
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          海外への憧れを形に変える多様な学びとの出合い 国際社会学科国際関係専攻2年<取材時の学年>国立お茶の水女子大学附属高等学校 出身 
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          国際社会の問題提起を身近な部分からアプローチしていきたい 国際社会学科国際関係専攻4年<取材時の学年>アメリカ合衆国テネシー州・Fred J. Page High School出身 
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          経営、金融、マーケティングなど幅広く学べ将来、進みたい道を見つけられる専攻です 国際社会学科経済学専攻4年<取材時の学年>東京都・国立お茶の水女子大学附属高等学校出身 
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          さまざまな角度から社会問題を把握し、未来へとつなぐ面白さを感じています 国際社会学科社会学専攻3年<取材時の学年>東京都・私立女子聖学院高等学校出身 
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          まちづくりや観光など幅広い領域を自分の目で確かめ、実践的に学べる 国際社会学科コミュニティ構想専攻3年<取材時の学年>千葉県立船橋東高等学校出身 
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          日々の学びの中で異文化の視点を得られたから、新たなステップに進めた 国際社会学科国際関係専攻1年<取材時の学年>韓国・私立白松高等学校 出身(写真左)/国際社会学科国際関係専攻1年<取材時の学年>三重県・私立四日市メリノール学院高等学校 出身(写真右) 
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          歴史の裏側や背景を知ることが、真実を理解する気づきにつながります 国際社会学科国際関係専攻1年<取材時の学年>山形県立鶴岡北高等学校出身(写真右)/国際社会学科国際関係専攻1年<取材時の学年>神奈川県・私立桐蔭学園高等学校出身(写真左) 
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          視野を広げ、専門性を深める。自分から動く、自主性が高まりました 国際社会学科経済学専攻3年<取材時の学年>東京都・私立錦城高等学校 出身 
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          人生の在り方は唯一無二。幅広い視野で社会との関わりを捉えます 国際社会学科社会学専攻3年<取材時の学年>石川県・私立北陸学院高等学校 出身 
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          物事の本質を捉え、社会の在り方を思考する力が身につきました 国際社会学科コミュニティ構想専攻3年<取材時の学年>埼玉県立浦和第一女子高等学校 出身 
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          研究者としての原点は人生を揺るがす学びと出合った大学時代にある 1999年 文理学部 社会学科(経済学・国際関係論コース)(当時) 卒業 埼玉大学 人文社会科学研究科 教授 
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          交流を通して想いが深まり、島を元気にする価値ある提案を 国際社会学科 コミュニティ構想専攻 3 年<取材時の学年>静岡県立静岡高等学校出身 
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          自ら学び発信する機会を得て、主体性が身につきました 現代教養学部 国際社会学科 国際関係専攻4年<取材時の学年>東京都立三田高等学校出身 
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          「知のかけはし入学試験」へのチャレンジが、新生活への自信と励みになりました 国際社会学科 コミュニティ構想専攻2年次<取材時の学年> 岡山県・岡山朝日高等学校出身